rh日和(仮)

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MHW:IB日記 全地帯のレベル7素材集めを達成したので(主に)導きの地の不満だった点を書く

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 『モンスターハンターワールド:アイスボーン』の話。ようやく現在までに実装されている導きの地5地帯全てを1回ずつレベル7に上げ、全モンスターの導き素材を集め終えた。

 正直しんどかった。作業感が強かった。それでもここまでやったのは、ある程度やることをやったほうがブログにいろいろなことを書きやすいと思ったから。それとほんの少しの期待。今後のアップデートで楽しくなってくれるんじゃないか、っていう。

 とにかく導きの地の仕様は楽しくない部分が多い。すでにあらゆるモンハン関連のコミュニティで散々指摘されているので今更ではあるのだけれど、改めて自分の言葉で書き記しておきたい。

落とし物拾いがつまらない

 単純に面倒でゲーム性の無い落とし物拾い。1つならまだしも、2つも3つも落とさせる必要がどこにあったのだろうか。

 後半に出てくる強力なモンスターほど落とし物を拾えるチャンスが減るため、被弾のリスクを背負うか、ひるみなどの攻撃チャンスを投げ捨てなければいけない。ただでさえ今作のモンスターは体力が多くて時間がかかるのに、さらにプレイ時間が伸びてしまう。

地帯レベルダウンがストレス

 おそらくマルチプレイをやらせたいがための仕様なのだろうが、地帯レベルダウンの仕様は不快感が強い。これは実質的なゲーム性の問題よりも、ビジュアルから受けるプレイヤーの印象の問題ではないかと思う。

 さらに言うと、地帯レベルダウンは「モンスターがランダム出現」な仕様と絶望的に相性が悪い。どういうことか。

 多くのプレイヤーはランダムに出現するモンスターの中から狙いの地帯のものを狩る上で、複数の地帯レベルを並行して上げるプレイスタイルに落ち着くだろう。

 しかし平行してレベル上げをすると、あちらのレベルが上がればこちらのレベルが下がる、というシーソー現象が起き、見た目上は遅々としてレベル上げが進まないような感覚に陥ってしまう。このストレスがすごい。実際はアプデもあってレベル上げの速度は改善されているのに。

多発する乱入

 地帯ごとのエリア数が少ないため、頻繁にモンスターの乱入が発生し、同時狩猟状態になるのがストレス。

 どうもモンハンの開発陣はプレイヤーに同時狩猟をさせるのが好きらしく、過去作ではイベントクエストが同時狩猟ばかりだったこともあった。

 個人的に同時狩猟は全然好きではないし、好評だという意見も見ない。不確定要素が多すぎて「運ゲー」になりがちだからだ。ごく一部の高難度クエストならともかく、ランダムに頻発されてはたまったものではない。

モンスターの強さ問題

 アイスボーンはモンスターが強すぎる、という意見をよく見かけるが、これについて一筋縄で語るのは難しい。

 スキが少なすぎてこちらが攻撃する機会がほとんど無いモンスターはそれなりにいる。オドガロン(亜種)、傷ついたイャンガルルガ、ラージャンなどは、怒り状態になると近接攻撃では小技を差し込むくらいのスキしか無くなる。

 ただそれはあくまで怒り状態に限られ、時間が経てば解除されるし疲労状態にもなる。その意味である程度のバランスはとれている。暴れまくるモンスターを一定時間眺め続けなければいけないのはつまらない、という意見は大いにあり得るだろうけれども。

 それ以外のモンスターについてはスキルと立ち回りをキッチリ見直せば、理不尽なほど強すぎて倒せないモンスターは存在しないと思う。

 それより問題とすべきは、滞空ばかりで近接武器で戦いづらいモンスター、殴りやすい部位の肉質が軒並み硬いナナ・テスカトリなど、いたずらにプレイ時間を伸ばさせるだけのモンスターの調整だろう。竜巻まみれのクシャルダオラなどはその筆頭に挙げられる。

 不動の装衣や転身の装衣、麻痺やスタン(主に徹甲榴弾)による拘束、そしてぶっ飛ばしなど、ハンター側にもある程度の手段は用意されているので、それらを利用すればゲームとしての難易度は下がる。

 しかし限られた特定の手段に頼らなければいたずらにプレイ時間が伸びてしまう仕様は、自由度の低下と作業感の増加を招いているのではないだろうか。不評だったMH4Gの極限状態&抗竜石に似ている。

 個人的にはMHX・MHXXのように、プレイヤーがたくさんの選択肢の中から好みのスタイルを選んでプレイできるようなゲームバランスを望みたい。

終わりに

 いろいろ書いたけれど、アイスボーンは決して駄作ではない。改悪点や不快な部分はあれど、ゲームとしての楽しさもちゃんとある。それがアイスボーン単体の魅力ではなく、シリーズそのものが培ってきた楽しさに依る部分が大きいのは確かだけれども。

 某ショッピングサイトのレビューなどでは罵詈雑言が飛び交っているが、集団心理で負の感情が暴走してしまっている印象が強い。ネットの意見に流され過ぎるのは端的に良くないことだ。ただシリーズファンとして裏切られた気持ちがその原動力になってしまっているのも同情はできる。

 なにか言えるとすれば、「ゲームなんだから楽しくやろうぜ」ということくらい。何事も楽しんだものがちの精神で当たりたいものであるなぁ。などと詠嘆したところで今日の記事は終わり。