rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

OW2日記 全体を見てフォーカスを合わせるほど勝てる

フォーカス(字幕版)

 PS4版『オーバーウォッチ2』プレイ中。

 サポートを使っていて思うのが、ゲーム全体の状況を意識しない人が多いなということ。

 いや、フランカーから守ってくれ、とかそういう高度なレベルのことを言いたいわけではない。なにせ自分、シルバーなので。



 オーバーウォッチは味方と協力することが大変に重要なゲーム。タンクがヘイトを集め、DPSが火力を出し、サポートがヒールとサポートを行う。1人より2人、2人より3人で動いたほうがパワーが増す。

 なのにそういう意識が無い人がザラにいる。とにかく敵を倒せば良いんでしょ、とバラバラに動く。機動力の無いキャラで単独で裏取りしようとしたり、特に勝算も無く敵陣の奥まで突っ込んでいく人だったり。

 なまじフランカーやスナイパーといった、ぱっと見で1人で動いているように見えるヒーローがいるせいで、単独行動していいゲームだと思いこんでしまうのかもしれない。

 しかしそういったヒーローが活きるのは、他に正面から攻めている味方がいてこそ。敵陣を多方面から同時に攻めるから敵への圧力が増すのであって、極端に言えば5人の敵に1人で攻めてもほぼ何も起こらない。

 5対5でぶつかって、集団の中からなんらかの形で突出したキャラを狩るのがこのゲームの基本的な戦術。前に出すぎたり後ろに下がりそこねたり。ソンブラの裏取りやウィドウメーカーによるヘッドショットも、ある意味では敵のミスという「飛び出し」を狩っていると考えられる。

 さらに敵の「飛び出し」を誘発するのがより高度な戦術。わかりやすいのがウィンストンのダイブによる敵の分断。敵陣の前線と後衛を分かつことで敵陣を乱し「飛び出し」ができやすくする。あわよくばそのまま最も不利な状況になった敵を狙って倒す。それが「フォーカスを合わせる」ということ。

 そのためには敵味方全体の様子をなるべく把握しなければならない。もちろん自分以外の9人の状態を完全に把握することなど現実的に不可能。混戦になれば味方の状態さえ見えなくなる。あまつさえ、完全に透明になれるソンブラがいるゲームである。

 しかし例えば、敵が来そうな横道を把握し、そこを警戒しつつ前線を見る、といったことは経験さえあれば誰にでもできる。

 ランクが低い人ほどそういう裏取りに対しての警戒が薄く、逆にやる側は成功しやすい。それでなまじ成功体験を得てしまった人が、無謀な裏取りをしようとする。そしてチームの動きがバラバラになってしまう。

 逆にランクが高くなるほど裏取りへの警戒度が高いので、無謀な裏取りは成功しなくなる、のだろう。上手い人の配信や動画を見ていると。

 じゃあ裏取りはしないほうが良いのかというとそうではなく、味方の攻めとタイミングを合わせた裏取りはむしろちゃんとした戦術だったりする。それがオーバーウォッチの奥深いところ。

 ともかく。タンクやDPSは目の前の敵に集中しがちだし、サポートは味方へのヒールに集中しがち。でも敵味方全体の動きへの意識も持てば、より勝率はあがるんじゃないかと思う。もちろん自戒も込めつつ。