rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

スト6日記 格闘ゲームが楽しくないという人に伝えたいと思うこと

【PS5】ストリートファイター6

 『ストリートファイター6』をプレイしているみなさん。格ゲー、楽しいですか? 自分は楽しいです。

 なぜ楽しめているかと言うと、「こうしたら強いんじゃないか?」をたくさん試すことができるから。

 他のゲームにもあるじゃないですか。「こうすれば上手くいくんじゃないか」と思う瞬間が。

 RPGで「この武器をこのキャラに装備させたらメチャクチャダメージ出るんじゃないか」とか。

 パズルゲームで「このアイテムとこのアイテムをかけ合わせたら謎が解けるんじゃないか」とか。

 シューティングゲームで「この銃でこの立ち回りしたら勝てるんじゃないか」とか。

 そしてそれが思い通りにいくと、日常では得られないような喜びが得られる、っていう。



 格闘ゲームもそれと同じで、この戦い方をしたらより強いんじゃないか?をひたすら試行錯誤できる。その楽しさがある。

 プロの格闘ゲーマーも、新しいタイトルが発売された時は、嬉しそうにいろいろなことを試す。その瞳は子どものように輝いている。まぁ、おおよその場合。



 ただ、初心者であるほど、試行錯誤のサイクルに入るのが難しいのも格闘ゲーム。

 最初は「自分がなにがわからないのがわからない」という状態から抜け出せない。

 おそらく、画面から得られる情報が少ないことがその最大の理由。

 ダメージとか無敵状態とかが対戦画面に表示されないので、どんなプレイがOKで、どんなプレイがNGだったのかわかりにくい。あまり画面に数字を出すと見た目が「格闘」からどんどん離れていってしまうからだろう。そこが初心者には辛いところ。



 さらに、新しいことを試そうとしても、実際に操作できるようになるまでに練習が必要なのも格闘ゲームの大変なところ。

 大抵のゲームは、ボタンを押したり、画面をタップしたりすれば、やりたいことがすぐできる。誰でもやりたいことができる。それがゲームのいいところ。

 でも格闘ゲームには「コマンド」というものがあり、方向入力を連続で素早く押さないと出ない技がある。

 連続で攻撃してダメージを奪うには、コマンド入力やボタン入力を素早く連続で行う「コンボ」も必要。

 スト6にはコマンドやコンボがあまり必要ない操作方法もあるけど、結局のところ、素早く動く画面に対して正確にコントローラーを入力しなければいけないゲームであることには変わりがない。



 「こうすれば上手くいくんじゃないか?」と戦い方を考える。さらに、それを正確に出せるように練習して、実戦で使ってみて、どれくらい強いかを確認し、また新しい戦い方を考える。

 格闘ゲームはその終わりのない繰り返し。それが楽しく、また時に辛くもある。

 やり方を教えてくれる上級者や、切磋琢磨できる仲間がいればいいのだけれど、周りにそういう人がいるとは限らない。

 今なら動画サイトやYoutubeで独学するのが一番いいと思う。

 スト6になって、ストリーマーによる大会が開かれるようになって、プロ格闘ゲーマーが初心者のプレイヤーに教える動画がたくさん見られるようになっている。

 初心者にとっては宝の山のようなもの。しかも今後おそらくどんどん増えていくだろう。



 はたして人生の中で、自分の考えでなにかを練習して、それを実際に試して、それが上手く入った時の喜びが味わえる、という機会がどれほどあるだろう?

 なにかをひたすら練習して、今までできなかったことができるようになる。そんな経験が何回味わえるだろう?

 格闘ゲームにはそれがある。なんならありまくる。

 しかもかなり手軽に、ひとりで始められる。それが格闘ゲームの他で得難い価値であり、中毒性の元でもある。まぁ、最近はちょっと必要な初期投資が高くなってきてるけど。