GUILTY GEAR -STRIVE- Trailer#8 - Japan Fighting Game Publishers Roundtable#2
ギルティギアシリーズ! 待望の新作! 『ギルティギア ストライヴ』のオンライン対戦がプレイできるオープンベータテストが始まったので早速遊んでみました。新キャラのイノも発表されましたね。
良かったところ
まず感じたのがビジュアル面の進化。各種技や行動時のエフェクトがクローズドベータよりもさらに進化していて、次世代機を感じさせる(今回遊んだのはPS4だけど)ド派手なグラフィックに。神アニメ風3D(と勝手に呼んでいる)を存分に堪能できる。
やっぱりギルティギアといえば「ロック」なビジュアルと「ロック」なサウンドが最大の魅力。シリーズ最新作にふさわしいクオリティに仕上げてきたな、と大満足。
スピーディーな操作感も健在。昨今は初心者向けをうたったマイルドなバランスの格闘ゲームが増えてきたけれど、これだけキビキビキャラクターを動かせるのはやっぱり気持ちいい。
今作からダッシュボタンが追加されたんだけど、コレがメチャクチャ便利。まずレバー(十字キー)を連打しなくていいので左手が楽。さらにギルティギア初心者にとっての壁の一つだった低空ダッシュをいとも簡単に出せてしまう。バックジャンプ空ダもハイジャンプ空ダもラクラク。
新キャラの名残雪もジオヴァーナもどっちもカッコいい。謎のヴァンパイア侍と気怠げな大統領補佐官。ギルティギアらしい癖のあるキャラクターに仕上がっている。どのキャラも挑発コマンドを入れると色々なセリフを喋ってくれるのでぜひ聞いてみて欲しい。
オンライン対戦は非常に快適。大半の対戦では、オンライン対戦であることを忘れるほど遅延やカクつきが無い。新開発のロールバックシステムのおかげだろう。一度だけ回線相性が悪いと思われる対戦でカクつきが頻発したが、それも本当に一度きり。自分がプレイした格闘ゲームの中では間違いなく最高。Twitterでは海外のプレイヤーとも快適に対戦できた、という声が多数上がっている。オンライン格闘ゲームの新しい時代の幕開けを感じるほど。
キャラクターはジオヴァーナをメインに使った。ダッシュがステップだけど軽快に動けて楽しい。近づいて殴るのがコンセプトのシンプルなキャラなので、初心者でも使いやすい性能。挑発ボイスを聴くと、どうも山に住んでたイタコっぽい。あと生肉好き。
気になったところ
次に気になる点について。
再三指摘されているオンラインロビー。どうひいき目に見てもビジュアル面が過去作から退化している。同じアーク製のグラブルVSでは、配信者のロビーに大量の視聴者が集まって、同じエモーションをして遊ぶ、というような光景が見られたが、今作でそのような楽しみ方が出来るとは思えない。
利便性は前回のクローズドベータよりは向上したらしいけれど、過去作よりはまだ悪い。どうせレトロな見た目にするなら利便性を最優先した作り(全プレイヤーを1画面に収めるとか)でも良かったんじゃないかと思う。
サーバーエラーも起きていたがベータ版ではありがちなこと。その後復旧もしたので製品版では問題なさそう。
対戦における火力バランスの悪さ。通常攻撃→必殺技といった平均的なコンボの火力が低いのに対し、コマンド投げや覚醒必殺技の火力がやたらと高く、大味に感じる。試合時間も短くなりがち。
近距離S攻撃から他の技に素早く連携すると相手が浮き上がる仕様があるが、その存在意義がよくわからない。今のところ有効な使いみちが見つかっておらず、ディレイ入力しなければならないただのデメリットになってしまっている。
カウンターの時間停止が長すぎて、逆にコンボがやりにくい。
いわゆる永久コンボやそれに準ずるコンボが複数発見されている。実は永久コンボが存在すること自体はそれほど問題ではない(バーストがあるので)のだけれど、キャラによってノーゲージで画面端背負から画面端まで運べたりするので、キャラ格差が生じているのが問題。
なんというか、プレイヤーに空中コンボをやらせたいのかやらせたくないのか、イマイチ開発者の意図が伝わってこないゲームシステムになっていると感じる。結果、ミリアなどはものすごい長さの空中お手玉コンボが出来る一方、ジオヴァーナはかゆいところに手が届かない技構成のせいで空中コンボがやりにくい。
全体的にキャラクターのボイスが小さい。特にローテンションなジオヴァーナは本当に声が聞き取りづらい。BGMとSEのボリュームを半分まで下げてもまだ聞き取れないので三分の一にした。
色々書いたけど、まだオープンベータなので、特に対戦バランスに関しては今後もドンドン改良されていくだろう。製品版に期待。
GUILTY GEAR -STRIVE- Ultimate Edition - PS4
- 発売日: 2021/04/06
- メディア: Video Game