『ストリートファイター6』の話。プラチナ3で足踏みしております。辛いです。
なにが辛いかと言うと、勝てないこともそうだけどキンバリーの強みを引き出せていない感じがすること。
気がつくと普通に通常技を振って地上戦したりしてて、これキンバリーじゃなくても良くね？ という状態になりがち。
キンバリーの特徴は各種接近技にある。その最たるものが「疾駆け」。
でも適当に疾駆けを出しても普通に防がれる。
立ち回りで出して止められるのは過去作通りなのでわかる。ランクが上がると疾駆け見てから止めるくらいのことはみんなやってくる。ストVの是空の疾駆けも、相手が忘れた頃を狙って出す必要があった。
でも連携での使い所がなかなか見つからないのには困った。特に疾駆けニュートラルで出る「狐空」とそこからの派生である「武神イズナ落とし」「武神鉾刃脚」は、いかにもこれで相手を揺さぶってくださいみたいな性能なのに、なんか狙いにくいな、出しどころないな、と感じていた。
そこで「なぜ狙いにくい」のかを素早く言語化できればもうちょっと早く格ゲーが上達するんだろうけど、わざわざ時間をかけて結論を出さないといけないから上達が遅いんだろう。などと愚痴が出てしまった。
今作は多くの通常技が「ガードさせて不利」になっている。つまりガードした側が先に動ける。
なのでとりあえず相手の技をガードしたら、発生の早い技で反撃を狙うのが強い。つまり弱パンチ（弱攻撃）で暴れるのが強い。
だから適当な連携から疾駆けを出しても止められやすい。これが狐空を使いにくい理由。
ならば小技で割り込めない連携を使えばいい。
例えば「強パンチ（強攻撃）→OD疾駆け」。スキマが2フレームしかないので4フレームの技で割り込まれない。しかも画面端でヒットしていたらほぼフルコンボに近いコンボを狙える。ドライブラッシュよりもゲージが少なく「当てたらコンボ・ガードされたら攻め継続」が狙える強力な連携。
なんならキンバリー側としては、状況確認せず出してもいい連携として気軽に強パンチ→OD疾駆けを出しているのに、相手はその後の派生技を嫌がって無敵技を出してきてくれたりする。非常にオイシイ連携となっている。
「ドライブラッシュ中キック（アシスト中攻撃）→疾駆け」も同様にスキマが2フレーム。
しゃがみ強パンチ（しゃがみ強攻撃）からの疾駆けはスキマ2F、OD疾駆けが連続ガードになるため強力だが、極端にリーチが短いので当てるのが難しい。起き攻めで狙うのが吉か。
起き攻めで直接疾駆けを狙うこともできる。しかし中央でダウンさせた後だと受け身で位置が変わるので孤空を重ねにくい。荒鵺捻り（空中投げ）の後が固定ダウンなのでOD疾駆けが1Fのスキマでほぼ重なる。というのをこれを書いていて発見した。やはり誰かに教えようとすると自分の勉強にもなる。
じゃあどうやって小技で割り込めない連携を狙うか。
一番わかりやすいのはやはり起き攻めで狙うこと。中央でラッシュ中キックをガードさせて疾駆けは攻め継続。端で強パンチをガードさせてOD疾駆けはシミーを兼ねて狙える。
しゃがみ弱パンチ→疾駆けの連携は小技で割り込まれやすい。ならばまず固め（相手にガードさせる連携）の「しゃがみ弱パンチ（しゃがみ弱）→しゃがみ弱」を見せて暴れを抑制しておいて、次の固めを「しゃがみ弱パンチ→立ち強パンチ」に変えて疾駆けを狙う、という連携も考えられる。読み合いに持ち込むための読み合い。
狐空をガードさせた後の状況だが、まず派生を出すか出さないかの読み合い。派生と無派生両方に反撃される技はおそらく無いのが嬉しいところ。
武神イズナ落とし（投げ）はガードに勝ち、武神鉾刃脚（キック）は前ジャンプ・垂直ジャンプに勝つ。
ちなみに画面端でOD鉾刃脚を空中ヒットさせると、その後のコンボの「→胴刎ね→弱流転一文字」を「→胴刎ね→中流転一文字」に変えてちょっとコンボダメージを伸ばせる。やりこみ要素多いぜスト6。
また「孤空→無派生→疾駆け→胴刎ね」で、垂直ジャンプを狩りつつ、地上ガードされて有利に持ち込める。ただし相手の動きを見てから狙うのは難しい。
もちろん派生を出さずに様子見し、相手の動きに対処するのも強い。
忘れてはならないのは、狐空をガードさせられたということはもし疾駆け→急停止投げを出していれば当たっていた可能性が高いということ（連続ガード連携は除く）。
疾駆けと投げだけでは暴れられて択にならないが、暴れられない虛空連携を使うことで、初めて投げが択として機能する。うーん、深い。
疾駆けを狙うようになってから相当攻めの幅が広がった気がする。ただまだ疾駆けを狙いすぎてやられる場面も多い。もっと精進せねば。武神流を。
