WorkFlowyというアウトライナーを使い始めた。主にブログを書くために。
WorkFlowy - Organize your brain.
アウトライナー(アウトラインプロセッサ)とは何か。基本的にはテキストエディタの一種であると言える。文章を書き、それを保存できる。
単なるテキストエディタと違うのは、文章を箇条書きのように並べ、階層構造を作ることができる、ということ。HTMLの見出し記法(h1・h2・…)のようなものをイメージしていただければわかりやすい。
それゆえに、ある程度まとまった文章の大枠(アウトライン)を作成するのに向いている。普通のテキストエディタに書きたいことを箇条書きするよりも、並べ替えたり整えたりするのがやりやすい。
「勉強の哲学」でアウトライナーを知る
そもそも自分がアウトライナーを知ったきっかけは、『勉強の哲学』という本で紹介されていたのを読んだから。一年近く前のこと。
- 作者: 千葉雅也
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2017/04/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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さっそく試しに使ってみたのだが、その時は「なんか意識高い系のツールだな」と思っただけでそのままスルー。
しかし先週くらいにふとまた使ってみたくなり、ググって見つけたのがWorkFlowy。すると今回は非常にすんなりと使い始めることができた。
ブログを書くのが楽になった
向こう3本の記事は(主にiPhoneで)WorkFlowyに下書きし、パソコンで清書したもの。今までより楽に書き上げることが出来たと思う。
箇条書きなので、ちょっと思いついたことを書き留めておく、ということがやりやすい。ベッドで寝転がりながらでも楽々書ける。まとまった文章を書こうとするとこうはいかない。
ただ箇条書きするだけでなく、文章の構造もメモしておけるのも良いところ。パソコンで清書する時に労力が少なくて済むので「書くのメンドーだなー」と思うことが減った。
WorkFlowyは軽量・シンプルな今風のアウトライナー
WorkFlowyの特徴は、無料登録可能で、ブラウザで動作し、かつクラウド同期が可能なこと。まぁイマドキのテキストエディタならあって当然の機能。
iOS・Androidのアプリもある。公式アプリの他、より多機能なサードパーティ製の『HandyFlowy』もあり、自分はこちらを使用中。いずれも無料。
動作が軽量、かつUIや操作がシンプルなのも地味に嬉しいところ。これからアイデアを出そうというときにゴテゴテした画面を見せられたら興が削がれるというものである。
アウトライナーに弊害はあるのだろうか
そんな便利なアウトライナーだが、なんとなく、文章が型にハマってしまいそうな感じがしないでもない。なんとなくだけど。
アウトライナーを紹介している他のブログなどを読むと、どうも文章にまとまりがないなーと感じることもある。それがアウトライナーのせいなのかどうかはわからないが。
あとアウトラインを作っただけで満足してしまい、実際にブログを書く作業を怠ってしまっている面も無いではない。
思考の軌跡を記録するツール
WorkFlowyは、ただアウトラインを作成するだけでなく、「思考の軌跡を記録するツール」という側面もあるのではないか、というようなことを『HandyFlowy』の作者が書いている。
実際に思いついたことやゲームの感想などを書き留めてみたりしたが、これもなかなか楽しい。ただ日記を書くよりもスルスルと文章が出てくる。
ただWorkFlowyは、一ヶ月に作成できるアイテムの数に制限があり、それを増やすためには有料登録するか、他のユーザーを招待する必要があるらしい。
以下のリンクからWorkFlowyに登録してもらえると、自分と登録した人両方のアイテム数制限が100増えるらしいので、出来ればこちらを利用していただけると助かります。ムリにとは言いません。もし制限数に引っかかったら別のアウトライナー使うし。
追記(2018/04/14)
3月の月間アイテム数制限に達したので、無制限でアイテムを作成できるアウトライナー『Dynalist』に乗り換えた。
こちらはWorkFlowyよりも多機能。その分見た目のシンプルさでは劣るが機能的には問題ないので、しばらくはDynalistをメインに使ってみようと思う。
クラウド時代の思考ツールWorkFlowy入門 (OnDeck Books(NextPublishing))
- 作者: 彩郎
- 出版社/メーカー: インプレスR&D
- 発売日: 2016/01/29
- メディア: Kindle版
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