『ストリートファイター6』の話。ランクマッチには連戦機能があり、どちらかが2本先取するまで対戦できる。
連戦をしないのはもったいないな、と常日頃から思っている。
相手がこういう動きをしてくる。じゃあ次はそれに対してこの動きで対応しよう。
というのを考えるのが格闘ゲームの楽しさ。一番の醍醐味と言っていい。
もちろん連戦するしないは個人の自由。
でも「この人には勝てなさそうだから対戦するのやめよう」と連戦しないのは本当にもったいない。チャーシューメンのチャーシューを食べずに残すようなもの。
大幅な実力差がある場合は、ただ一方的にどちらかが勝つだけになるので、実りのある対戦をするのは難しい。その場合は連戦をやめるのもアリだと思う。
ただ実際はあまり実力差は無い、というかむしろ実力では勝っているのに、ひとつの行動の対処法がわからないために負けてしまう、ということが格闘ゲームではよくある。
もしかするとその対処法を見つけ出すチャンスかもしれない。だから連戦しないのはやっぱりもったいない。
ランクが下がるのを避けるために勝てない相手と連戦しない人もいるのかもしれないが、連戦して対応力を磨いた方が長期的に見て成長できるし、その結果としてランクも上がるだろう。
プロ同士の対戦では、ラウンド中にどんどん読み合いの手札を変えていっている様が見られる。
高速で読み合うことを「読み合いを回す」と言う。
自分も常に読み合いを回すことを意識して対戦すれば、実力もつくし、プロの試合を観戦する楽しみも増えるだろう。