rh日和(仮)

モノ、ゲーム、PCなどについてのブログ。

スト6日記 モダンリュウ考察 SAのメリットが薄いがデメリットは意外と少ない

【PS5】ストリートファイター6

 『ストリートファイター6』。ここ1週間ほどモダンタイプのリュウを使っている。

 公式ツイッターによると現在モダン使用率が全キャラ中最低なのがリュウ。ちなみに最高がルーク。

 使ってる人が少ないからよっぽど弱いのかと思っていたけど、実際使うと予想していたほど弱くないことがわかった。

rhbiyori.hatenadiary.jp
↑前回の記事

 通常技と必殺技の制限により火力は確実に下がるもののそこまで下げ幅は大きくない。

 対空昇龍を始め、ワンボタン必殺技のメリットも結構大きい。

 明確な欠点は立ち回りで出すスーパーアーツがかなり弱いのでワンボタンのメリットが少ないこと。

 ほぼルークの完全下位互換なSA1、発生が遅いわりにリーチが短いSA2、初段の判定が超小さくカス当たりのダメージが非常に低いSA3。

 どれも立ち回りで出すのはためらわれるような性能。

 制作陣は他のキャラと比べて弱すぎると思わなかったんだろうか。

 多分「リュウはSAぶっぱせず堅実に戦ってください」というメッセージなのだろうけど。


 ワンボタン必殺技に関しては、対空の昇龍拳は言うまでもなく強い。ワンボタンでもなおダメージ高め。

 さらに波動拳と足刀もかなり有用

 どうもプレイヤー間での地上戦におけるワンボタン必殺技の評価は低めな印象がある。対空ワンボタンに目が行き過ぎていて。

 立ち回りで出すワンボタン必殺技も実質的に発生が4、5フレームくらい早くなっているわけで、強くないはずがない。

 相手の状態をキッチリ確認しながらワンボタン波動拳を撃てば飛びを合わせられるリスクは結構減る。

 発生・弾速の早い強波動拳なので、近距離で出せば相手はガードすら間に合わずガンガン当たってくれることも多い。弱や中波動との使い分けもできるし。

 足刀も、立ち回りで振るには遠すぎず近すぎずの絶妙な間合いで出す必要がある技だが、その間合い調節がコマンドよりかなりやりやすい

 そもそもなぜリュウだけそんな難しい間合い調整が必要なのか疑問ではあるが、あくまで開発が硬派なキャラだと考えているせいだろう。受け入れるしかない。



 牽制用の通常技は立ち中Kが使えないくらいで他のパーツは揃っている。

 立ち中Kに関しても、無いのは確実に弱体点だが、ルークの立ち中Kほどの主要技ではないのでまだマシ。

 主要技のしゃがみ中Kや立ち強Pが使えるので、それでやりくりしていける。



 コンボはモダンタイプの明確な弱体化点で、ダメージ900の立ち強Kの代わりにダメージ700の立ち中Pを使わなければならなかったり、足刀と竜巻旋風脚がワンボタン専用技でダメージが落ちたりと、ダメージ低下するコンボは多い。

 とはいえそれらを複数回組み込むコンボはほぼ無く、倒しきりの立ち強Kコンボくらいなので、そこまで劇的にダメージ低下するわけではない。

 OD足刀は元のダメージが低いので下げ幅も低い。OD竜巻はさすがに結構火力下がる。

 ワンボタン必殺技で立ち回りが強化されている分のデメリットだと考えれば十分納得できるレベルの火力低下だと思う。そもそもリュウは素の火力が高いし。

 コンボにアシスト通常技を使う頻度が低いのも、難易度面で地味にメリット。

 「アシスト通常技→通常技→OD必殺技」みたいな連携を使うことがほぼ無いのでアシストボタン押し離しするコンボが少ない。習得難易度は低めな部類。



 上位プレイヤーの間でモダンリュウの評価が低いのは、そもそも上位勢がモダンを使う理由が主にワンボタンSAにあるから。

 対空昇龍をコマンドで問題なく出せるほど操作が上手いプレイヤーでも、SAのコマンドを省略できるメリットは他では代えがたいほど大きいメリットなのである。

 なのでSAが弱いリュウのモダンはなかなか選択肢に入らない。

 OD昇龍拳が横に短く、各種技への対策として使いにくいのもプロレベルになってくるとマイナスポイント。

 今後ガチ勢がモダンリュウを使うとしたら、どうしてもリュウにこだわりのあるプレイヤーが、ワンボタン昇龍が活きるキャミィ戦だけモダンを使う、といった運用法をする可能性はあるかもしれない。

 そもそもリュウにこだわっている人をガチ勢と呼べるのか、現在のバランスではやや疑問が出てしまうけれども。



 そうでない自分のようなエンジョイプレイヤーにとってはモダンリュウはかなりアリ。

 ワンボタン昇龍は便利だし、立ち回り積極的に足刀を狙うという楽しみポイントもある。

 明確なデメリットはワンボタンSAのメリットが少ないことだけなので、モダン派だからリュウを避けていたという人も一度触ってみて欲しい。