追記:ZSNの方を購入しました。
ゲオの店舗に行ったら『GRND-IEP EDXP CL』『GRND-IEP ZSN GY』というイヤホンが売っていた。
いずれもリケーブル可能、『ZSN』に関してはダイナミック型とバランスド・アーマチュア型の2ドライバ搭載という、かなりオーディオマニア向けの仕様となっている。全国展開しているチェーン店で売っているようなシロモノとはとても思えないこだわり仕様でありながら、『EDXP』は1,980円+税、『ZSN』は2,980円+税という超お手頃価格。スゴイ。
どうもどこかで見覚えがあると思って家に帰って調べたら、中華イヤホンメーカー「KZ」の製品のいわゆるOEM(他社からの受託製造)と見てまず間違いないであろうことがわかった。
KZはここ数年中華イヤホンの中で図抜けて評価が高いメーカーだったと記憶している。中華ゆえの品質の不安定さはあるものの、その異様な音質とケーブル周りを含めた質の高さと、それにそぐわぬ安価さから、一部イヤホンマニアからは有名だった。
近年ゲオはイヤホンの販売にかなり力を入れていて、自分もちょくちょく購入してきたが、KZのイヤホンを店頭に並べるほどの気合だとは思いもよらなかった。
ゲオ『EDXP』はKZ『EDX Pro』、ゲオ『ZSN』はKZ『ZSN』と外見、仕様がほぼ同一。違いはメーカーロゴの有無のみ。製品名も似せているのでほぼ確実に同じものだろう。
『EDX Pro』は現在もAmazonなどで取り扱いがあり、現時点での価格は1,600円ほど。ちなみに2021年発売らしいが、公式サイトがないのでユーザーのブログなどからの情報。以下同様。
一方『ZSN(2018年)』は現在Amazonには新品が供給されていないらしくプレミア価格がついているが、後継機の『ZSN Pro(2019年)』、さらに『ZSN Pro X(2020年)』がいずれも販売中。どちらもゲオの『ZSN』よりは低価格。ちなみに日本向けの『ZSN Pro X Plus』というモデルも2021年に発売されたようだが現在は販売終了している模様。
要するに、安く買いたいなら直接KZの製品を買ったほうがオトクなわけだが、ゲオブランドのものは、全国の店舗で手軽に購入でき、おそらく保証も受けられるのが最大のメリット。コスパも十分に高いはずなので、手軽に音質がいい有線イヤホンを使いたいなら検討して見る価値はあると思う。
自分はKZの『ZST』が2018年頃に一世を風靡した頃から存在自体は認知していたのだが、中華イヤホンの「沼」に入る勇気が出ず、ここ数年もっぱら国内メーカーのイヤホンを使ってきた。でもゲオで売ってるなら一度試してみてもいいかな……と思い始めている。その程度にはゲオのイヤホンを信頼している。