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操虫棍の猟虫特化戦法の研究 火力重視の「攻撃強化【属性】」や猟虫飛ばし+武器攻撃スタイルについて(MHW:IB日記)

 「モンスターハンターワールド:アイスボーン」の操虫棍の話。これまでW猟虫強化の有用性や急襲突きのロマン火力について書いてきたが、今回は猟虫飛ばしをメインとした立ち回りについて。

この記事の簡易まとめ

 猟虫ボーナス「攻撃強化【属性】」の操虫棍を装備して、猟虫強化【力】を使い、属性付与した猟虫を飛ばすとそこそこ火力が出るよ! 機動力が高いから立ち回りがめっちゃ快適だよ! というお話です。

この記事を書いたきっかけ

 先日、イヴェルカーナを猟虫飛ばしのみで7分で討伐している動画をYouTubeで発見した。ビビった。猟虫だけでココまで火力が出るのか、と。

 いや、正確に言うと猟虫の火力の高さ自体には前々から気がついていた。

 今作の新モーションである「猟虫強化」のうち、モンスタードロップのスリンガー弾で発動する「猟虫強化【力】」には猟虫の攻撃力上昇効果がある。おそらく属性攻撃力も上昇しており、猟虫の属性付与と組み合わせることで、ざっくり言うとスキル無しのマスターランク武器くらいの火力が出そうだな、と感じていた。

 しかし猟虫飛ばしのみで戦う戦法は△ボタンを連打するだけの作業プレイになって面白くなさそうなので手を出さずにいたのである。

 動画を見たのを機に、実際に猟虫飛ばしオンリースタイルで戦ってみると、圧倒的に快適、かつ予想より面白いことに気づいた。

 さらに研究を進めた結果、猟虫飛ばしと武器攻撃を組み合わせたスタイルもかなりイケる、という新たな発見もあった。今回はそのあたりのことを掘り下げていきたい。

猟虫飛ばしオンリー戦法の圧倒的な快適性について

 今作で純粋に猟虫の火力を伸ばしたいなら猟虫ボーナス「攻撃強化【属性】」にモンスターの弱点属性を付与した猟虫を組み合わせるが最適。

 物理ダメージを伸ばすボーナス「攻撃強化【切断】」や「攻撃強化【打撃】」もあるが、物理肉質と属性肉質のバランスの関係で、ほとんどのモンスターは【属性】の方がダメージが上回る。

 一例として「シナトオオモミジⅢ・攻」に属性を付与し、攻撃強化【属性】の操虫棍を装備し、猟虫強化【力】を発動してトレーニングエリアの柱(多くのモンスターの弱点部位に近い肉質)に猟虫飛ばしや印弾自動攻撃を当てると80ダメージが出る。

 これだけの火力があればそこそこのタイムでモンスターを狩ることが可能。流石に武器攻撃には火力で及ばないので縛りプレイに近いが、特筆すべきはその圧倒的な快適性

 猟虫の発射・戻し操作は立ち止まらず歩き続けながら行うことができる。そして操虫棍の抜刀歩き速度は全武器中で最速タイ(白エキス取得時、鬼人化双剣と同速、Twitterで拾った情報)。

 つまり全武器中最速の歩き速度を維持しながら立ち止まらずに遠距離から連続攻撃可能なのである。

 その機動性はライトボウガンや弓のチャージステップを凌駕しており、モンスターの大半の攻撃を歩きだけで避けることが可能

 アイスボーンで猟虫の移動距離が伸びたおかげもあってリーチも長大で、ボウガンや弓のように距離で威力が減衰することもない。もちろん防御力は剣士水準、さらに砥石を使う手間も無い

 滞空時間が長かったりやたらと動き回るモンスターにも楽に対応可能。クシャルダオラの風圧に弾かれることもなければ、テオ・テスカトルのスーパーノヴァでもお構いなしに攻撃するという近接武器にあるまじき戦法も可能。モンスターと距離をとって戦えるので乱入にも対応しやすい印象。

 武器に回復カスタムがついていれば猟虫にも効果がある。スキル「体力回復量UP」を発動しておけばみるみる体力が回復していく。そもそも被弾自体が減るため、回復アイテムを一切使わず狩猟完了こともザラにある。武器攻撃を完全に捨てるなら上位武器でも問題ないので、導きの地でカスタム回復の素材を集める必要もない。

 被弾が少ないということはモンスターの状態異常への対策スキルがほぼ要らなくなる。いちいち防具を考える必要が無く、敵の弱点属性に合わせた猟虫を選ぶだけでいい。

 総じて言うと、なにかズルをしてるんじゃないかと背徳感を覚えるほど快適な戦法。あるものは全部使うのがハンターなので間違ってはいないハズ。

 改めて言っておくが、猟虫飛ばしの火力そのものはスキルで伸ばした武器攻撃には及ばない。参考までに今作のヘビィボウガン+散弾は最大で1発300ダメージを叩き出すと聞いている。あくまでも快適にプレイするための戦法であることを心がけていただきたい。

猟虫飛ばしオンリー戦法の具体的な手順

 まずクラッチして武器攻撃し、猟虫強化【力】に必要なスリンガー弾をゲット。不動の装衣か転身の装衣があるとベター。

 ぶっ飛ばしをお好みで使ったら、あとはひたすら猟虫を飛ばし続けるだけ。定期的に猟虫を戻してスタミナ回復させるのを忘れずに。

 サテライト移動(モンスターを中心にして円を描くように動く)しながら猟虫をぶつけていれば、時間はかかるがそのうち倒せる。前転回避が必要な攻撃だけ覚えておけば被弾のリスクは限り無く低くなる。

 なにか補正がかかっているのか、それとも猟虫の軌道がうまく噛み合うのか、わりとテキトーにやっていてもほとんどの部位破壊できていることが多い。切断の猟虫なら尻尾も切れる。

 ただ飛ばすだけでなく、キチンと弱点を狙ったり、あえて一度狙いを外すことで届かない部位を狙うなど、そこそこやり込みがいがあるのも良いところ。

猟虫飛ばしオンリー戦法のデメリット

 そんなステキな猟虫飛ばし戦法だが、火力の低さ以外のデメリットとして、まずボタン連打が必要なのでとにかく指が疲れることが挙げられる。

 エイムしながら△ボタンを押すために右手モンハン持ち(人差し指で前面ボタンを押すスタイル)をしていると特に辛い。PS4の設定でボタン配置を変えるのもアリかもしれない。L2のトリガーを押し続けるのも地味に疲れる。

 最大火力を求めるなら猟虫飛ばしを最速連打するのがベストだが、指が壊れる危険があるのでのでオススメできない。なるべく早く連射できるタイミングを体で覚え、1発ずつボタンを押すようにしたほうがいい。


 あまりに快適過ぎて逆にゲームがつまらなくなる、というプレイヤーのモチベーション面での問題も起こりうるかもしれない。

 多少の上達の余地はあるものの、ただクリアするだけならエイム+連打をしながらウロウロしているだけで時間制限が厳しいクエスト以外どうにかなってしまう。普段の立ち回りが下手になる恐れもある。

 楽という観点で言えば、火力でゴリ押せる格下モンスターに関しては武器攻撃で押したほうが楽。猟虫飛ばしはどちらかというと強敵を快適に狩れる戦法といえる。


 細かいことを言うと、猟虫飛ばしは小型モンスターに邪魔されたり地形にハマりがちなのがイライラポイント。猟虫戻しは地形に引っかからないので一度戻してあげるといい。

 今のところ猟虫飛ばしの火力はプレイヤー間であまり認知されていないと思われるため、オンラインプレイで地雷プレイヤーだと思われる危険がある。注意。

 逆に認知されすぎてアップデートで猟虫の攻撃力が下がる可能性も無きにしもあらず。そうなったら涙を呑むしか無い

「猟虫飛ばし+武器攻撃」スタイルのご提案

 もし猟虫飛ばしオンリーの戦い方に飽きたら、猟虫飛ばしと武器攻撃を組み合わせる戦法をオススメしたい。

 猟虫の攻撃力には防具スキルの効果が一切適用されないが、逆に言えば自由にスキルを選べるということでもある。火力スキルを積み、普段は猟虫飛ばしで牽制、モンスターにスキが出来たり怯んだら武器攻撃、という立ち回りが可能。

 猟虫操作で攻撃モーションのスキをキャンセルするテクニック「猟虫キャンセル」とも相性抜群。脚に猟虫を当てまくってダウンを取り、すかさず急襲突き、みたいな立ち回りができると芸術展が高い。モンスターのダウン時などは印弾をつけてからコンボを始めると、自動攻撃+粉塵で火力が上がる。ある意味操虫棍本来コンセプトに最も近い立ち回りなんじゃないだろうか。

 武器攻撃を交えるスタイルなら、ハンターと猟虫両方にメリットがある猟虫ボーナス「猟虫強化【気・力】」を選ぶのもアリだと思う。詳しくは以前書いた記事を参照。
rhbiyori.hatenadiary.jp


 ここからはちょっと私見が多い話になる。

 今作「アイスボーン」のモンスターは極端にスキが少ないものが多い。オドガロン亜種やディアブロス亜種、および滞空時間が長いモンスター全般など。特に怒り時には手がつけられないほど暴れまわる。

 疲労時間というスキがあるためゲームバランス自体は取れており、ぶっ飛ばしやスタンなど動きを止める手段も用意されている。

 ただあくまで個人的な意見を言うと、動けなくしたモンスターをタコ殴りにする戦法はあまり好きじゃない。モンスターの動きをさばきつつ立ち回る方がアクションゲームとしての楽しさを感じられる。

 猟虫飛ばし+武器攻撃ならモンスターを足止めせずにコンスタントに攻撃を積み重ねる面白みが味わえる。これまでマスターランク終盤のモンスターの激しすぎる動きにあまり楽しさを感じられなかったが、ようやく自分に合ったスタイルで狩りを楽しめるようになったかもしれない。

オススメ装備

猟虫

 猟虫飛ばし戦法にオススメの猟虫は「オオシナトモミジⅢ・攻(切断)」。パワーはLv15(属性付与でLv14)だがスピードLv20なので手数を稼ぎやすい

 自分の体感だと、クリアタイムそのものはパワーLv20の「サルヴァースタッグⅢ・攻」と大体同じくらいになるが、スピードが速い分ストレスが少ない。ただしスピードが速い猟虫は急襲突き時のヒット数が減るデメリットがあるので注意。

 回復Lv5なのでスタミナ自動回復速度は最低クラスだが、猟虫戻しでスタミナ回復を行うのであればほとんど問題ない。スタミナが0になってしまうと少しのあいだ自然回復に頼らざるを得なくなってしまうので、なるべくスタミナを切らさないよう定期的に戻しを行うといい。

 打撃であればパワーLv17、スピードLv14、回復Lv7の「グランツビートルⅢ・速」がバランスがいい。他にも自分に合った猟虫を探してみると楽しいだろう。

 理想を言うならパワーLv20、スピードLv15あたりがベストなんだけど、今作は虫のステータスが全て固定。次回作でカスタマイズ可能になることを願う。

 猟虫の属性変更は毎回素材を使うので、本格的に運用するなら5属性全てを揃えておくのがベスト。骨塚素材を集めるのが地味に面倒だけどがんばりましょう。

 猟虫の並び順はマイハウスの「装備の確認・売却」で任意に変更できる。先頭に並べておくとモンスターに合わせて付け替えるのが楽になる。ソートすると戻っちゃうけど。

武器

 猟虫飛ばしオンリースタイルなら攻撃力は関係ないので、猟虫ボーナス「攻撃強化【属性】」がついていればどの武器でもいい。

 あえて上位武器を使うという手もある。上位最終強化武器なら導きの地をプレイしなくてもカスタム強化「回復」を利用できるのがウリ。「ガイラブレード・水」「ゲイボルグ・真」など。

 猟虫飛ばし+武器攻撃スタイルなら、攻撃力が高い「フェンリルストーム」、スロット数が多い「ラグーナグレイヴⅡ」などが使いやすい。猟虫ボーナス「猟虫強化【気・力】」がついた武器のオススメについては上に貼った記事を参照。

防具・スキル

 上にも書いたとおり猟虫の攻撃に対しては火力スキルの効果が全て無効なので、猟虫攻撃一本でいくなら生存系スキルを積むだけでいい。が、機動力の高さゆえに生存スキルもそれほど必要無かったりする。

 攻撃チャンスを確実に増やせる「耳栓」、より機動力を高めるための「回避距離」、万が一の保険として「精霊の加護」、白エキス時間を伸ばすための「強化持続」などが候補に上がる。

 武器攻撃をせず、かつオトモ有りなら、確実に火力を上げる方法として「オトモの采配」を発動して耐久力を上げ、壺爆弾を持たせてダメージを稼がせる手がある。護石のみで最大のLv5が発動可能。実際自分が見た動画はそうしていた。ただそこまでするなら火力スキルをつけて殴った方がいい気もする。

 武器攻撃ありなら「冰気錬成」を組み合わせるのも面白い。猟虫攻撃には効果が無いが冰気ゲージを消費しないため、高火力をキープできる。