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アイスボーンにおける「猟虫の使い方」解説 4つの運用スタイルと操虫棍・猟虫の選び方について(MHW:IB日記)

 「モンスターハンターワールド:アイスボーン」の操虫棍の話。陸珊瑚地帯レベル7にしたのに歴戦ネロミェールとなかなか出会えません。

 今回は操虫棍の各要素の内、立ち回りにおける猟虫の使い方に絞った話をしたい。

 新要素の「猟虫強化【力】」によりかなり火力が上がった猟虫。エキス集めのみにしか使わないのは色々もったいない。

 しかし初心者にはどう使えばいいか猟虫のなかなかわからないと思う。そこでMHXのように(筆者が勝手に)猟虫の使い方を4つのスタイルに分類し、紹介していきたい。具体的には以下の4つ。

  • 猟虫自動攻撃スタイル:モンスターに印弾を付与し自動攻撃
  • 猟虫飛ばしスタイル:R2+△の猟虫攻撃でダメージを奪う
  • 猟虫キャンセルスタイル:武器攻撃のスキ消しに猟虫操作を使う
  • 急襲突き特化スタイル:新モーションの急襲突きの猟虫攻撃を狙う

 1つの武器で4パターンの立ち回りができることからも、いかに操虫棍の自由度が高いかがわかるだろう。火力はそこそこだけど…。これから操虫棍を始めたい!という人の参考になれば幸い。結果的にこれまでの操虫棍記事のまとめのようになった。

その1:猟虫自動攻撃スタイル

 モンスターにR2攻撃やL2+R2で印弾を付与すると、猟虫はそこに向かって自動で攻撃してくれる。自動攻撃とハンターの同時攻撃はお手軽かつ確実な効果がある。

 モンスターと出会ってエキスを集め終わったらまず印弾付与するのが基本。

 ジャンプ中にR2で出せる「急襲突き」にも印弾付与効果がある。空中回避から出すことで高速接近できるので、遠くでモンスターがダウンした時などに使いたい。

 自動攻撃がヒットすると粉塵が発生し、ハンターが粉塵を攻撃するとモンスターへのダメージ、もしくは回復効果が得られる。なのでハンターが攻撃しやすい低めの位置に印弾を当てるといい。

 新モーションの「猟虫強化【力】」を発動すると猟虫の攻撃力が上がり、自動攻撃の間隔が短くなる。発動方法はモンスタードロップのスリンガー弾を装填し、猟虫射出中に「R2+△+○」。自動攻撃を使うなら常に発動しておきたい。

 粉塵の種類のうち「爆破=毒>麻痺>回復」の順で、猟虫強化【力】による攻撃間隔短縮効果が高い模様。火力を重視するなら爆破か麻痺を選ぶべし。

 また猟虫ボーナス「猟虫強化【気・力】」がついた操虫棍なら、全てのスリンガー弾で【気】と【力】両方の効果が得られて何かと便利になる。そのへんの詳しい話は以前書いたこちらの記事も参照のこと。

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 印弾は納刀すると解除される仕様、かつクラッチ中は納刀扱いなので、やや今作のシステムと噛み合っていないのが難点。落とし物を拾う機会が多い導きの地とも相性が悪いと言える。

その2:猟虫飛ばしスタイル

 猟虫にモンスターの弱点属性を付与し、猟虫強化【力】を発動すると、猟虫ヒット時のダメージが武器攻撃に匹敵するほど高くなる。

 これを利用し、猟虫飛ばし(R2+△)を主力にした立ち回りが今作では実用圏内に入ってきた。

 特に属性攻撃に弱いリオレウス(亜種)、ディアブロス(亜種)、イヴェルカーナなどに対してはかなり有効。ハンター自体の機動力が高いためかなり快適に狩れるのもポイント。

 最終的な火力は武器攻撃主体の立ち回りを極めた方が上回るが、日常の狩りのストレスを減らしたい時などは猟虫飛ばし戦法の快適さが役立つハズ。今作はムチャクチャに動き回るモンスターが多いし。

 猟虫強化【力】には猟虫飛ばしのひるみ値などを増加する効果もあるらしく、ダメージのわりにひるませたり部位破壊したりすることが多い印象。打撃虫ならスタン、斬撃虫なら尻尾切断が十分に狙える。

 猟虫飛ばし戦法の立ち回りは、猟虫のスピードによって大きく変わる。

 スピードが速い猟虫は、モンスターから離れて猟虫のリーチの限界で立ち回るようにすると、エイムをミスした時のロスが少なくなる。

 逆にスピードが遅い虫はかなりモンスターに接近して立ち回る形になる。弓や散弾ボウガンのようなイメージ。リスクは高いがその分火力も出る形。猟虫を戻すときはハンターが迎えに行くとスムーズ。


 また猟虫飛ばしのみにこだわらず、基本は猟虫飛ばしで牽制し、スキを見て武器攻撃するという立ち回りも有効。

 動きが激しくこちらの攻撃チャンスが少ないモンスター相手でもコツコツとダメージを重ねることができるのは、近接武器の中でも操虫棍ならではの強み。

 例えばモンスターが壁際に寄っていてあまり近寄りたくない場合でも、エリア中央に立って猟虫攻撃を当てて誘導すれば、時間を無駄にせずかつ安全に戦える。

 さらにイビルジョーの怯みに猟虫を当てて転倒させるなど、近接武器と遠距離武器のハイブリッドのような柔軟な立ち回りができる。個人的な感想を言うならかなり楽しい。

 難点として、猟虫飛ばしの操作がR2+△ボタンである都合でモンスターを狙うのがやや難しく、確実なエイムをしたい場合はいわゆるモンハン持ちが必要になってくる。自分は右手でやっているが慣れるまでは指が痛かった。

 猟虫飛ばしの火力などについて以前書いた記事はこちら。

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その3:猟虫キャンセルスタイル

 前作から可能になった、武器攻撃のスキを猟虫操作によってキャンセルするテクニック、通称「猟虫キャンセル」。

 猟虫の火力が上がった今作ではやや優位性が低くなったと言えるが、武器攻撃主体の立ち回りをするなら重要なテクニックであることに変わりはない。

 モンスターの状態に合わせて、通常時は猟虫キャンセルを駆使した武器攻撃主体で積極的に攻め、怒り時は上記の猟虫飛ばしスタイルで安全に立ち回る、といった運用も考えられる。


 猟虫キャンセルのメリットは、回避キャンセルよりもスキが小さいこと。

 全武器中トップタイの抜刀歩き速度*1と合わせて、細かい位置調整をしてモンスターに張りついたり、モンスターの攻撃を歩きで避けて素早く反撃したり、といった立ち回りが地味ながらかなり強力。状況によっては回避キャンセルとの使い分けが必要なので、判断力が求められる。

 ただ武器攻撃スキを消すだけでなく、モンスターにキッチリ猟虫を当ててダメージを奪うのが理想。ただし弱点への武器攻撃と猟虫攻撃を同時に狙うのはプレイヤーへの負担がなかなか大きく、ぶっちゃけシンドいので長時間のプレイには向いていないかもしれない。

その4:急襲突き特化スタイル

 ジャンプ中にR2で出せる新モーション「急襲突き」。猟虫未射出状態でヒットさせると、猟虫による貫通攻撃(仮称)が発動する。

 この貫通攻撃は通常の猟虫飛ばしなどよりも威力が高く、しかも複数回ヒットする。仕様上、スピードが遅い猟虫ほどヒット数が多くなりやすい。

 条件を整えることで急襲突きの総ダメージは2倍以上にも跳ね上がる。まさに大技。

 具体的な条件についてだが、まず操虫棍は猟虫ボーナス「攻撃強化【属性】」がついたものが望ましい。【切断】【打撃】でも可。そしてスピードが遅い猟虫にモンスターの弱点属性を付与し、猟虫強化【力】を発動しておく。

 この状態で弱点部位に猟虫貫通攻撃を5〜6ヒットさせれば、1ヒット当たり60~80の大ダメージを奪える。

 ただし急襲突きはモーションがかなり遅く、弱点に狙って当てるのはかなり難しい。

 なるべくモンスターの動きが止まったところで狙いたいが、猟虫の軌道の関係で、よりによってダウンしたモンスターに当たりにくいという残念な仕様になっている。

 かといってモンスターのひるみやクラッチひるみを狙おうとすると、猟虫の未射出状態をキープする必要があり、自動攻撃や猟虫飛ばしで細かくダメージを稼ぐことが出来ない。

 上記の理由から、急襲付きの貫通攻撃を主体として立ち回るのはデメリットが多くややオススメしにくい。マルチプレイで連発すると真面目に戦っていないと思われる恐れもある

 しかしなんといっても当たった時の気持ちよさがスゴいので、ソロプレイで趣向を変えたい時などに使ってみて欲しい。


 特殊装具の「滑空の装衣」を着てクラッチ解除すると空中攻撃に派生できる、というテクニックがある。

 これを利用した「(空中)クラッチクロー→クラッチ解除→急襲突き」という連携が弱点狙いに活用できる。

 急襲付きについて以前書いた記事は以下。

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スタイルに合わせた操虫棍・猟虫選び

操虫棍および猟虫ボーナス

 猟虫の火力を最大限に伸ばすなら、猟虫ボーナス「攻撃強化【属性】」がついた操虫棍がベター。

 ただし選択肢がやや少なく、十分な物理火力を持つものは「フェンリルストーム」くらい。他は属性特化運用が必要になる。


 属性に強いモンスター・部位に対しては「攻撃強化【切断】」や「攻撃強化【打撃】」の火力が上回る場合がある。特に顕著なのが悉くを滅ぼすネルギガンテ。

 スピードが速く手数を稼げる猟虫には【属性】、パワーが高くスピードが遅い猟虫には【切断】および【打撃】を選ぶ、という考え方もあるだろう。

 また、急襲突きの猟虫貫通攻撃は物理ダメージのみに上昇補正がかかっているらしいので、急襲突きスタイルは攻撃強化【切断】や【打撃】と相性が良いことになる

 攻撃強化【切断】はスキル自由度が非常に高い「撲滅の導灯【闇】」、攻撃強化【打撃】はスキル次第で化ける「金砕棍ゴーデンライ」などがオススメ。


 猟虫ボーナス「猟虫強化【気・力】」は猟虫の火力にプラスが無いものの、それ以外の様々なメリットがある。

 まず単純に「猟虫強化【気】」の効果であるエキス効果時間延長と猟虫スタミナゲージ倍増の恩恵が得られること。

 4つのスタイル全てに恩恵があるが、特に猟虫の火力に頼らない「猟虫キャンセルスタイル」と相性が良いと言える。

 また猟虫強化【気】の発動時には猟虫スタミナゲージが全回復するため、回復のステータスが低くスタミナ自動回復が遅い猟虫も手動で素早くスタミナ回復が可能。

 他の猟虫ボーナスの操虫棍を使う際は、モンスタードロップのスリンガー弾を常にキープしておき、猟虫強化【力】を切らさないようにする必要があるが、【気・力】はフィールドで拾えるスリンガー弾で代用可能なので、クラッチ武器攻撃やぶっ飛ばしを多用しても問題が無い。特にぶっ飛ばしで落とし物を集めたい導きの地に向いていると言える。

 猟虫ボーナス「猟虫強化【気・力】」がついた操虫棍の中では「ヒュドロスアーケーン」の性能がかなり優秀でオススメ。

猟虫

 数ある猟虫の中で個人的にオススメしたいのは「シナトオオモミジⅢ・攻」と「グランツビートルⅢ・速」。どちらもスピードと火力を兼ね備えていて、操虫棍初心者でもエキス集めがやりやすいハズ。ほとんどの戦い方と相性がいいが、急襲突き後貫通攻撃のヒット数が稼ぎにくいことだけが難点。

 「シナトオオモミジⅢ・攻」は最高値のスピード20とパワー15を兼ね備える。スタミナ回復は遅いが、猟虫強化【気・力】で補うか、猟虫飛ばし→猟虫戻しを繰り返して回復するといい。

 「グランツビートルⅢ・速」はバランスの良いパワー・スピードを持つ打撃虫。スタンを狙うならこれで。


 より火力を重視したくなったらパワー20の「サルヴァースタッグⅢ・攻」を使うと良い。スピードが最終強化の中では最下位タイなので、急襲突きの威力を最大限高めたいならこれ一択。

 打撃でパワー19の「グランツビートルⅢ・癒」は自動攻撃スタイルに向いている。猟虫自動攻撃はホーミング精度が非常に高く、スピードのステータスが低くてもあまり支障がないため、コンスタントに頭に印弾を当てていけばいずれスタンをとることができる。


 その他の猟虫を好みで使うのもいいだろう。本格的に使うなら5属性を用意すべし。マイハウスでBOX内の猟虫の位置を先頭に並べ替えておくと、相手に合わせて猟虫を持ち替えるのが楽になる。

 ただし金銀火竜素材を使う猟虫2種だけは、なぜか最終強化しても属性Lvが10までしか上がらないらしいのでかなり有用度は低い。多分設定ミスだろうけども。

*1:白エキス時、自己強化狩猟笛と同速