rh日和(仮)

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アニメ『神撃のバハムート GENESIS』を観た話

 相変わらずdアニメストアをdigる日々が続いている。今回は『神撃のバハムート GENESIS』の話。

Encounters in Wytearp

Encounters in Wytearp

  • 発売日: 2017/07/28
  • メディア: Prime Video

 スマホゲーム『神撃のバハムート』を原作としたアニメ。世間の評判が高く、以前からなんとなく噂は聞いていたが、実際見てみたらそれはもう面白かった

 生き生きと動くワイルドな描線。よくあるカッチリしたアニメ絵ではないが中世ファンタジー風の世界観に良く合っている。背景まで抜かり無くヨーロッパ調を再現しているのが素晴らしい。

 王道かつ壮大なストーリーでラストまで引き込まれる。伏線回収も見事。声優陣の名演も光っている。

 スマホゲームのアニメ化と言うと、どうしても販促レベルのものを想像しがちだが、本作に関しては実績のある制作スタッフが、ゲームの世界観をベースに完全オリジナルストーリーで作り上げたとのこと。ゆえにこのハイクオリティが実現したのだろう。


 そもそも自分がこのアニメを知ったのは、今プレイしているスマホゲーム『グランブルーファンタジー』に本作の登場人物「アーミラ」が出てきたから。神バハのキャラなのは知ってたが、まさかアニメオリジナルだとは思っておらず、アニメを観終わって色々調べて知った。

 元々カッコカワイクて好きだったアーミラだが、アニメを観て更に好きになった。ほんと好き。グラブルの方では幸せになって欲しい。アニメを見てからグラブルのキャラ別エピソードを見ると小ネタが色々仕込まれているのがわかって楽しい。

 軽口でズル賢いが筋は通す主人公、世界の命運を握る謎の少女とそれを守る仲間たち、ライバルキャラ同士の和解と友情、死者たちの街で一人暮らす少女、一度倒した敵と協力関係に、などなど、思い返すだに王道一直線なストーリーなんだけど、それらがキッチリハマっているのが名作たるゆえん。なんならこのまま一本のRPGにして欲しいほど。


 なお続編もあるらしいのだけれど、あまり良い評価が聞かれないので観るのをためらっている。ただ面白くないでなく、脚本家が変わって全作のキャラが蔑ろにされているらしいので、観る勇気が出ない。

 ともあれ本作GENESISに関しては、特にファンタジーRPG好きの人には刺さるに違いない名作なので、色眼鏡なしにしてぜひ一度観てみて欲しい。