rh日和(仮)

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スト6日記 「格闘ゲームの基礎」とは何か? について考える

【PS5】ストリートファイター6

 『ストリートファイター6』の話。たまには流行りの話題に乗っかってみたいと思う。まぁ、はしたない。いいじゃないのたまには。

 「格闘ゲームの基礎」というワードがX(Twitter)のトレンドに載っている。「MR1500以下は格闘ゲームの基礎ができていない」というツイートも。現在MR1400台の自分には耳の痛い話である。

 そのワードを文字通り厳密に解釈するのであれば、ストリートファイター6でMR1500以上になったからといって、格闘ゲームの基礎が出来上がっているとは言い切れないと思う。

 なぜなら格闘ゲームには色々なタイトルがあり、それぞれのタイトルによってルール、セオリー、戦術などなどが大きく異なるから。

 仮にこの文脈における「格闘ゲーム」を「2D格闘ゲーム(奥行きの概念が無い格闘ゲーム)」に絞ったとしても、『ストリートファイター6』と『ギルティギア ストライヴ』は全然ゲーム性が違うし、自分はプレイしたことはないが『THE KING OF FIGHTERS XV』のゲーム性もまた全然別のものだと思う。

 より厳密に言うなら「MR1500以下は『ストリートファイター6』の基礎ができていない」だと思う。これならまぁ大抵の人は納得できるのではないかと思う。自分も含めて。



 しかしじゃあ「格闘ゲームの基礎」という概念がそもそも存在しないのかと言うと、そうとも言い切れない、というか言い切りたくないのが、長年格闘ゲームをプレイしてきた人に共通する実感なのではないかと思う。

 格闘ゲームには、各タイトルごとに、膨大な量のテクニックやセオリーがある。で、それらには、タイトルが変わってもなんとなく共通する部分があったりする。それが「基礎」であるかのように見える。

 ただ、何が「基礎」であり、何が「基礎」ではないか、ということを具体的に線引することは難しい。人によってプレイしてきたタイトルが異なるし、そもそもセオリーの数が膨大すぎて共通認識が作られる場所が無いから。



 その上で、自分が「格闘ゲームの基礎って何?」と聞かれたとしたら、なんと答えるだろう。

 「トレーニングモードで調べ物ができること」と答えるのではないかと思う。これもかなり怪しいけれど。

 トレーニングモードを、ただのコンボ練習モードにするだけでなく、「相手キャラのこの技で困ってるから対策を調べよう」とか、「このコンボの後で下段と中段の択を仕掛けるにはどうすればいいか」といったことを自分で調べて実践できる力。

 MR1500がどれくらいのレベルなのかわからないが、少なくともマスターリーグで勝ち越しているようなプレイヤーで調べ物をやっていないプレイヤーはほぼ皆無だと思う。やらずに勝ち越せるのはごく一握りの天才なので、プロを目指した方がいいかもしれない。わりとマジで。